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ミャンマーの祭り(タザウンディン祭り)

筑波大学大学院に留学したミャンマー人の日本滞在体験記

ミャンマーでは、毎年タザウンモン月(11月)にタザウンディン祭りを行います。それは仏教の教えに基づく伝統的な祭りで、今年は11月17日と18日に行なわれます。

ミャンマー人たちがダザウンモン月に伝統的な行事としてどんな事をするかを紹介します。

目次 

1.   伝統的行事にまつわるあれこれ

2.カテイン供物 

3 . タウンジータザウンディン祭

4.     まとめ

1.伝統的行事にまつわるあれこれ

ミャンマー人はタザウンモン月の満月の日の昼にお寺やパゴダ(仏塔)に行って、仏陀に花や水や果物などを供えます。お寺にはお坊さんが住んでいて中に入ることができますが、パゴダの周りには仏像が祀ってあり中に入ることはできないので外で祈ります。昼には近所の人たちに振る舞うために母親と一緒にご馳走を作りました。近所の人たちもご馳走を作り、周りの家に振る舞います。お互いにご馳走をあげたりもらったりします。多くの人たちが作るのは、ミャンマー語でモンロンジェイポウというお菓子とメザリサラダです。モンロンジェイポウを仏陀とお坊さんに供えると自分の運命が良くなると信じられています。ミャンマーでメザリサラダをタザウンモン月の満月の日の夜12時に食べると体にいいということわざがあり、それを信じて夜12時に食べました。また、私が彼のためにメザリサラダを作ってあげたこともありました。ミャンマーでは誰もが作るお菓子とサラダですが、その家々の味があり、ご近所からもらうのを楽しみにしていました。

モンロンジェイポウ   
メザリサラダ

ミャンマーでタザウンモン月の満月の日の夜に「パンダグ捨てる」といって、衣服や食料品やお金などを誰が拾ってもいいように、道路に捨てる習慣があります。私の父は満月の日に物を捨てるためにその前からたくさんの服とか米とかを毎年準備していました。私は父が捨てるものを拾いたいので夜になったら父が捨てるのを待っていましたが一度も拾えたことがありませんでした。家族でも、どこに捨てたかは秘密なのです。父が捨てた物を拾った近所の人たちは、翌日、何をもらったかを楽しそうに教えてくれて、ほんとに嬉しかったけれど、どうして私は拾えなかったかと思って残念でした。社会人になってからは、父の真似をしてタザウンモン月の満月の夜に物を「パンダグ捨てる」ように前もって準備しておきました。

2.ダザウモン月にお供えする「カテイン供物」

ミャンマー人の仏教徒たちはタザウンモン月(11月)にカテイン供物を供えます。タザウンモン月に供える供物を「カテイン供物」といいます。最初はみんなに見えるように飾って道路に置き、後で全部をまとめてお寺に奉納します。個人的にカダイン供物を供える人もいるしグループで供える事もあります。カテイン供物としては袈裟が一番いいと言われ、「カテイン袈裟」といいます。カテイン供物では袈裟だけではなく、お坊さんたちが使えるように、お金や衣服や食料品などいろいろなものを寄付します。私は個人的にカテイン供物を供えることはありませんが、区とかグループのカテイン供物で供えるようにしています。生涯に一度ぐらい私も個人的なカテイン供物を供えたいと思っています。

道路に置かれたカダイン供物

3. タウンジータザウンディン祭

      タザウンモン月(11月)にタウンジ町で行うタザウンディン祭は有名な祭りの一つです。シャン民族が行う祭りで、国中の人たちに人気があります。シャン民族の人たちはタザウンモン月の満月の日に仏陀に熱気球を供えます。熱気球にゴンドラの設備はなく、人は乗りませんが、デザインや大きさについての競争があります。私はタウンジータザウンディン祭に一度だけ行ったことがあります。近くで見る熱気球は本当にきれいでしたが、空に上がった熱気球がすぐに落ちてきたので慌てて逃げました。それからは、タウンジータザウンディン祭はテレビで見たほうが安全だと思いました。

タウンジータザウンディン祭の熱気球

4.まとめ

      タザウンモン月には楽しいことがいっぱいあります。今年は日本にいるのでできませんが、私として一番楽しいことは「パンダグ捨てる」という行事で、ほかの誰かに喜んでもらう事です。父から学んだ慣習としてミャンマーにいるときは毎年やるつもりです。

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